【S5最終30位/2131】上振れミミカイリュー
こんにちは、アルバと申します。
S1を除くとめちゃくちゃ久しぶりに2100乗ったので記念に記事書こうと思います。
長文になるので適当に読み飛ばしながら読んで貰えたらと思います。
【使用構築】
【構築経緯】
ステロディンルーが明らかにやばそうな性能をしていたのでディンルーから組み始めた。最初は、地震/カタストロフィ/フェアリーテラバースト/ステルスロック@オボンのディンルーの初手性能が高いと思い、その裏からノーマルテラス竜舞カイリューを出す構築を考えた。この2体では、初手テラスを切ったディンルーにカイリューを死に出しされて、先にテラスカイリューを展開されて負けてしまうので、死に出しカイリューに切り返すために、ブーストエナジーテツノツツミとAS珠呪いミミッキュを採用した。しかし、初手テラスディンルーへのマークが厳しくなり、テラスを切った割にはアドバンテージが取れなくなっていった。また、ノーマルテラスカイリューはブーストエナジー甘えるハバタクカミにボコボコにされたり、ゴーストテラスで優勝されたりして軸にするには不安要素が多いと感じた。迷走しているうちに、構築にいた珠呪いじゃれ影ミミッキュに鬼火を入れると(技を当てれば)初手でほとんどのポケモンに後手に回らず戦えることに気づいたので、初手ミミッキュパターンを考えていった。ディンルーは、これまでミミッキュが行っていた切り返しの役割を持たせたかったので、ステロ吹き飛ばし型に変更。ブーストカミやブーストツツミを吹き飛ばせば竜舞カイリューが通せると思ったので、カイリューはAS鋼テラスに変更した。次に、モロバレル、キノガッサ、ヘイラッシャなどに好き放題されず、トリックによる崩しが行え、ブーストエナジー持ちを吹き飛ばしたときに強そうで、カイリューと相性も良いスカーフサーフゴーも採用。ここまでの5体で、まだ対ハバタクカミに不安が残るのと、鬼火ウルガモスが増えていてしんどかったので、チョッキアシッドボムテツノドクガを採用して構築が完成した。
【個別紹介】
@命の珠 陽気 化けの皮
テラスタイプ:フェアリー
131(4)-142(252)-100-×-125-162(252+)
じゃれつく 影打ち 鬼火 呪い
S:ミラーやコノヨザル意識の最速
本構築の要。基本的には初手で出す。化けの皮による行動保証からのじゃれ影や鬼火、呪いの2種の搦め手により裏のディンルー込みで非テラスでも出落ちさせられることが非常に少ない。当初は、パオジアン意識でB振りにしていたが、終盤初手ミミッキュミラーが増えたように感じたため最速にし、パオジアンは割り切ることにした。しかし、パオジアンの存在からセグレイブがかなり減少傾向にあったのは前シリーズと比べてかなり追い風だと感じた。テラスタイプは単純にじゃれつくの火力を上げられるフェアリー。細かい立ち回りに関しては後述。命中不安を連打するのが難点。
@フィラのみ 腕白 わざわいのうつわ
テラスタイプ:毒
260(236)-131(4)-180(148+)-×-108(60)-73(60)
地震 カタストロフィ ステルスロック 吹き飛ばし
HP:4n(カタストロフィ2回で木の実発動)
S:ミラーや遅い50族意識
調整ミスを疑う数値の化け物。調整は適当だが、Bのほうが欲しいと感じたのでBに多めに振った。イーユイの炎テラス眼鏡オバヒは耐えないが、1度もそのような場面がなかったのでなんとなくモヤモヤしながらも最後までこの配分で戦った。圧倒的な耐久からステロ、カタストロフィ、吹き飛ばしなど確実にアドバンテージを積み重ねることができるのが強かった。オボンではなく混乱実を持たせているため、弱点技をオボン込み2耐えのような使い方ができなくなるが、オボンじゃないのが分かった瞬間適当に2発殴って倒そうとしてくる相手を咎めたり、単純に回復量の差で確定数がズレたりして、発動機会も多くオボンよりも使いやすかった。混乱実とオボンで確定数がズレるシチュエーションはあまりないと思っているが、ここまで耐久が高いとその限りではなくもっと使われても良い持ち物だと思った。テラスタイプは水と毒でコロコロしていたが、テツノツツミ、ハバタクカミを意識して最終的には毒にした。
@厚底ブーツ 陽気 マルチスケイル
テラスタイプ:鋼
167(4)-186(252)-115-×-120-145(252+)
アイアンヘッド 地震 しんそく 竜の舞
AS振り切り
高い数値、特性、型の匿名性など採用し得なポケモン。後発で出すにはステロが致命傷になりやすいので、持ち物は厚底ブーツ。ノーマルテラスでは甘えるハバタクカミに勝てないので鋼テラスにしてみたら非常に強かった。早いカイリューが増えていたのと2舞でブーストハバタクカミを抜ける確率を上げられるように最速にした。Aが1段階下がってもステロ込みテラスアイヘでハバタクカミが大体落ちるので、ハバタクカミ入りにも自信を持って選出できた。初手でミミッキュを出すと相手の後発ミミッキュがきつくなるが、このポケモンがストッパーになれるので問題なくミミッキュを初手に置くことができた。鋼テラスは読まれることがほとんどなく、ハバタクカミやミミッキュのフェアリー技や、テツノツツミやパオジアンの氷技を起点にして何度も勝ちに導いてくれた。また、アイアンヘッドがあまりにも極悪な技で、怯みで何度もイージーウィンしたり、試合をひっくり返してくれて、かつてのメガメタグロスを彷彿とさせる神ポケモンだった。
テラスタイプ:ゴースト
157(204)-×-135(4)-173(228)-81(4)-181(68+)
ハイドロポンプ フリーズドライ 身代わり アンコール
HB:ステロ+A198(204+)カイリューの龍舞ノマテラ神速最高乱数切り耐え(特化だと瀕死率18.7%)
S:最速110族+3
C:余り
カイリューに後投げから切り返すために採用したポケモン。そのためテラスタイプはゴースト。竜舞に後投げした時に非テラスアンコール打つために耐久に振った。これにより、裏のカイリューにテラスを切る選択肢を残すことができる。また、耐久に振ることで並みの火力の特殊技を耐えるなど恩恵もあったが、ツツミやカミとのS勝負になることもあったため、素直にCSでよかったかもしれない。ツツミのアンコール→カイリューの動きは今更語るまでもないが強かった。また、カイリューが通せそうにないヘイラッシャ入りなどにスイーパーとして使えたり、ハイドロポンプの命中不安に目を瞑れば万能なポケモンだった。
@こだわりスカーフ 臆病 黄金の体 ※A0
テラスタイプ:ノーマル
175(100)-×-116(4)-172(148)-112(4)-149(252+)
ゴールドラッシュ シャドーボール トリック 自己再生
HD:テツノツツミの眼鏡ドロポン確定耐え
サーフゴーやハバタクカミのシャドボの生存率も意識
S:最速(速いカイリューが多かったため)
C:余り
特性が神なポケモン。重くなりがちなモロバレル、キノガッサ、ビルドコノヨザルなどに抗えるため構築の補完としては最高のポケモンであった。コノヨザルを誤魔化すためにテラスタイプはノーマル。サーフゴーの型の中で最も出しやすいこだわりスカーフを持たせた。今期は主にサイクル寄りの構築や受けループに選出して、トリックで崩しの起点を作るために選出していた。そのため、トリックした後のHP管理のために自己再生を採用した。パオジアンやイーユイがきついのであまり出せなかったが、それでも出せたときはしっかり活躍してくれた。
テラスタイプ:草
181(204)-×-81(4)-187(76+)-132(12)-157(212)
ほのおのまい ヘドロウェーブ エナジーボール アシッドボム
S:最速コノヨザル抜き
ディンルーやカイリューがハバタクカミと対面した際の引き先として採用。打ち分けできるショックカミは数が少ないため切っていた。調整は適当だが、Cより耐久の方が欲しいと感じたので、耐久に多めに降った。ウルガモスが地味に増えていてきつかったので、後投げから(岩とか水テラバでなければ)勝てるアシッドボムを採用。また、ディンルーに交換読みで削るためにエナジーボールを採用した。対ドヒドイデのためにサイコキネシスも欲しかったが、この4つの技のどれかを切ってまで採用する価値はないと判断した。アシッドボムを採用したことによって、サフゴのトリックと合わせて受けループにかなり有利になったのもよかった。草テラスを切ると相手のドクガイーユイが一気にきつくなるためテラスを切るかの判断が難しいポケモンでもあった。不意の隠密マント持ちにアシッドボムを打つと、1ターンパスになって一気にきつくなるのが難点。カイリューに起点にされると普通にきついので選出時は注意が必要だった。
【初手ミミッキュの立ち回りの一例】
VSカイリュー
鬼火→ディンルーorツツミに引く、ラムの場合は2連続で鬼火を打つ
VSディンルー
じゃれつく テラス切ってきたら鬼火
VSパオジアン
じゃれつく→鬼火(不意透かして鬼火外したら次は影)
怯んだら普通に負けるし不意じゃなくて礫採用でも普通に負けるけど色々割り切っていた この構築の欠陥
VSハバタクカミ
エナジーなら影、そうでないならじゃれつく
VSコノヨザル
じゃれつく→S下げられなかったらじゃれつく、下げられたら影
VSミミッキュ
鬼火→影→影で大体対面勝てる
VS水ロトム
じゃれつく連打
VSサーフゴー
弱補だと負けです ディンルー引きか影
VSマリルリ
鬼火→じゃれ連打
飽きたんでここらへんにしときます
【選出例】
+@1
+@1
たまにカイリュー出さない時もあります
・対受け
+@1
【きついポケモン】
いろいろきついです
【最終結果】
TNバイオレット 2131 30位
ここまで読んでくださってありがとうございました。
今のルールは最終日運が良ければ誰でもいいとこまでいけると思ったので、運がいい前提で命中不安技打ちまくるつもりで構築を組んだので欠陥はたくさんあると思います。実際最終日運よく技を当ててくれて、つらら落としで怯まなくて嬉しい限りです。運良い自覚もあったし、サブは一生4桁だったのでチキって保存しました。
以上